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希薄燃焼と超希薄燃焼

「希薄燃焼」とは、空燃比が20~25:1の状態での燃焼をさします。

本来はこれほど燃料が薄いと十分な燃焼は行えません。

しかし、吸気ポートやピストンの形状を工夫し、空気の流れを速めて燃料の気化を促進させることで、燃焼を可能にしています。

希薄燃焼では大量の吸気が必要となり、スロットルバルブが大きく開かれるために、吸気の流れが円滑になります。

この効果でさらに燃費が向上するのです。

さらに、空燃比が40~50:1という極めて燃料の薄い状態で燃焼を行うのが「超希薄燃焼」。

これを可能にしたのは、筒内噴射式のインジェクター。

超希薄燃焼では、点火プラグ付近に燃料を噴射し、限られた範囲の燃料濃度を高める「成層燃焼」という方法がとられています。

これにより、従来では考えられなかった少量の燃料で燃焼を行うことができるようになりました。

なお、希薄燃焼や超希薄燃焼を採用するエンジンでも通常の燃焼は可能で、走行状況に応じて使い分けられています。

吸気装置

燃料が燃えるためには酸素が必要です。

吸気装置には、エンジンに空気を供給し、さらに供給量でエンジンの出力を調整するという役割があります。

吸気装置は、エンジンに空気を送り込む機構。

空気を浄化するエアクリーナー、吸気量を調整するスロットルバルブ、各気筒に分配する吸気マニホールドなどで構成され、すべてが吸気ダクトというパイプでつながっています。

空気を吸い込むには、「吸入負圧」という力が利用されています。

シリンダー内でピストンが下降すると、シリンダー容積が大きくなるため、気圧が低くなります。

空気は気圧が高いほうから低いほうに流れるため、シリンダーに空気が吸い込まれます。

これが吸入負圧。

効率よく吸気をするには、途中の空気抵抗を減らすことが重要になります。

そのため、吸気ダクトの形にも工夫が施されます。

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