広告と模倣の技術
模倣は、行動(学校、商売、軍隊での)する際の最も安全なコースです。
生徒、管理者、兵隊たちは、昔からやっていることをしているので、批難されることもありません。
しかしこの模倣は、広告部長、コピーライター、アート・ディレクターすべての責任者にとっては、最も危険なコースとなります。
広告は情況で変化するからです。
たとえばそれぞれ異なった2つの会社は、同一のマーケティング計画をもっていませんし、同程度に有利な立場にはないものです。
会社が遵守すべき実例としてとりあげられている広告は、あるいはいくつかの理由で間違っているかもしれません。
これらのケースを考察してみましょう。
一般にもてはやされる外壁リフォームなどの広告はテレビのコマーシャルですが、テレビが会社のターゲットとする消費者に到達するのに有効な手段とはかぎらないものです。
さもなければ1ページ大の印刷広告ということになりますが、小スペースの広告をたびたび掲載したほうが会社側にとって効果的であったりします。
色刷りもあり(新聞に適しています)、ユーモアもあり(しかし会社向きではありません)、最後に短い広告文のついた人の興味をそそるレイアウトもありますが、会社向きの広告の場合には、むしろ、より長いコピーと事実にもとつくイラストレーションが必要でしょう。
これら間違いだらけのもてはやされる広告は、あらゆる有能な広告人に害毒となっているのです。
"広告主りお気に入り"の広告を作成したがらないコピーライターやアート・ディレクターは、自分中心の人間だといわれます。
また、それに抵抗するAEは、"非常識な者"と見なされるのです。
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